江戸時代より社寺の祭礼などを中心に遊興地として賑わい、文化の華を咲かせた下町界隈。自然の美しさにあふれた公園や川辺の景色にやすらぎ、スピーディなアクセスで都市機能も享受する暮らし。そんな快適生活が、都心のすぐ隣にありました。
受験シーズンには絵馬を奉納する学生の姿が多く見られる亀戸天神社。学問の神様、菅原道真を祀り、1662年に創建されました。江戸幕府は本所の地を明暦の大火からの復興を図る土地と定め、鎮守のため四代将軍徳川家綱により土地が寄進されたといわれています。例年2月に梅まつり、4月末に藤まつり、11月に菊まつりを開催。中でも江戸時代から名所として知られる藤の季節には、太鼓橋から望む藤一色の景色を見ようと多くの観光客が詰めかけます。
呉服商・伊勢屋彦右衛門の別荘は梅屋敷と呼ばれ、花の季節にはたくさんの人で賑わい、八代将軍徳川吉宗も鷹狩りの帰途にこの地を訪れるほど有名でした。その様子は歌川広重が江戸の風景を描いた「名所江戸百景」の中の「亀戸梅屋舗(うめやしき)」として残され、ゴッホはパリでこの錦絵を模写しています。こうした江戸下町の歴史と文化を発信する場として、地元住民と観光客の交流する拠点として2013年に「亀戸梅屋敷」が開館しました。
※掲載の情報は平成27年2月現在のものです。
美しく護岸整備された旧中川沿いに広がる都立公園。園内には江東区の花であるサザンカをはじめ、メタセコイア、ソメイヨシノなど約3,700本もの高木が四季の彩りを添えています。時計塔やアスレチック風の木製遊具が設置された遊び場、人工池やせせらぎの周囲に芝生の広場が続くエリア、多目的球技広場やテニスコートなどのスポーツ広場など、それぞれの場所で趣向を楽しめる憩いのスポットです。夏には花火大会も開催され人気を博しています。
充実した生活インフラは、都心のお隣として昔から生活が営まれてきた証し。豊富に揃った商業施設や各種医療施設、多彩な文化・スポーツ施設。
そして水と緑の潤い。ここには心地よい毎日を支える豊かな環境が整っています。
「サンストリート亀戸」は、家電量販店、スーパーマーケット、ドラッグストア、衣料品、生活雑貨、ペットショップ、歯科、書店、レストラン、フードコートなど約50店舗が集まった巨大なショッピングセンター。駅前にありながら低層の店舗が広場を囲むように建ち並び、中央に設けられたステージでは週末ごとにさまざまなイベントが行われています。一部を除き物販・サービス店は21時、飲食店は23時まで開いているので何かと便利です。
JR東日本のグループ会社が運営する駅直結のショッピングセンター「アトレ亀戸」。青果、鮮魚のほか、お仕事帰りに便利な和洋のお惣菜、洋菓子のテイクアウトやカフェなどのイートインも充実。さらに、ファッション・雑貨、書籍等に加えて、和洋中のバラエティに富んだレストランも揃っています。またクリニックやフィットネスなどもあり、忙しい毎日の時間を有効に利用できます。
営業時間
[ショッピング]AM10:00~PM9:00
[レストラン]AM11:00~PM11:00(L.O PM10:30)
個性豊かな商店街は亀戸の魅力の一つ。亀戸天神社の参道に面し、饅頭やくず餅などの老舗和菓子店や食事処を横目に散策も楽しい亀戸天神通り商店街。老舗から流行のお店まで多彩な商店が揃った亀戸十三間通り商店街は日曜日に歩行者天国を実施。5月には下町の風情あふれる通りにこいのぼりが旗めく亀戸五丁目中央通り商店街。明治期から栄えていた江東区で最も歴史ある亀戸香取勝運商店街は昭和30年代風のレトロ商店街として人気です。
※掲載の距離は現地から各施設への概算のもので、分数は80m=1分で算出したものです。※掲載の情報は平成27年1月現在のものです。